・霊的にふさがれた状態
 聖書では、神のことや、その言われている事がわからないことを、霊的にふさがれている状態、鈍い状態だと表現している。
その霊的に鈍い状態、ふさがれた状態は、背信の裁きの結果としてもたらされたものである。

ダニエル(幻と預言者を封じ・・啓示や預言書を見ても、悟れない状態。)
 9:24あなたの民と、あなたの聖なる町については、七十週が定められています。
これはとがを終らせ、罪に終りを告げ、不義をあがない、永遠の義をもたらし、幻と預言者を封じ、いと聖なる者に油を注ぐためです。  
イザヤ
6:9主は言われた、
「あなたは行って、この民にこう言いなさい、
『あなたがたはくりかえし聞くがよい、しかし悟ってはならない。あなたがたはくりかえし見るがよい、しかし わかってはならない』と。
6:10あなたは この民の心を鈍くし、その耳を聞えにくくし、その目を閉ざしなさい。
これは彼らがその目で見、その耳で聞き、その心で悟り、悔い改めて いやされることのないためである」。
 6:11そこで、わたしは言った、
「主よ、いつまでですか」。
 主は言われた、
「町々は荒れすたれて、住む者もなく、家には人かげもなく、国は全く荒れ地となり、6:12人々は主によって遠くへ移され、荒れはてた所が国の中に多くなる時まで、
こうなっている。6:13その中に十分の一の残る者があっても、これもまた焼き滅ぼされる。テレビンの木 または かしの木が切り倒されるとき、その切り株が残るように」。
 聖なる種族はその切り株である。 

29:9あなたがたは 知覚を失って気が遠くなれ、目がくらんで盲となれ。
あなたがたは酔っていよ、しかし 酒のゆえではない、よろめけ、しかし濃き酒のゆえではない。
29:10主が 深い眠りの霊を あなたがたの上にそそぎ、あなたがたの目である預言者を閉じこめ、あなたがたの頭である先見者をおおわれたからである。
 29:11それゆえ、このすべての幻は、あなたがたには封じた書物の言葉のようになり、人々はこれを読むことのできる者にわたして、「これを読んでください」と言えば、「これは封じてあるから読むことができない」と彼は言う。
 29:12また その書物を読むことのできない者にわたして、「これを読んでください」と言えば、「読むことはできない」と彼は言う。

 29:13主は言われた、
「この民は 口をもって わたしに近づき、くちびるをもって わたしを敬うけれども、その心は わたしから遠く離れ、彼らの わたしをかしこみ恐れるのは、そらで覚えた人の戒めによるのである。
 29:14それゆえ、見よ、わたしは この民に、再び驚くべきわざを行う、
それは不思議な驚くべきわざである。彼らのうちの賢い人の知恵は滅び、さとい人の知識は隠される」。
マタイ(種まきのたとえ話の後に言われた言葉。)
13:9耳のある者は聞くがよい」。
 13:10それから、弟子たちが イエスに近寄ってきて言った、
「なぜ、彼らに たとえでお話しになるのですか」。
13:11そこで イエスは答えて言われた、
「あなたがたには、天国の奥義を知ることが許されているが、彼らには許されていない。 13:12おおよそ、持っている人は 与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう。 13:13だから、彼らには たとえで語るのである。それは彼らが、見ても見ず、聞いても聞かず、また悟らないからである。
 13:14こうして イザヤの言った預言が、彼らの上に成就したのである。
『あなたがたは 聞くには聞くが、決して悟らない。見るには見るが、決して認めない。
13:15この民の心は鈍くなり、その耳は聞えにくく、その目は閉じている。
それは、彼らが目で見ず、耳で聞かず、心で悟らず、悔い改めて いやされることがないためである』。

 13:16しかし、あなたがたの目は見ており、耳は聞いているから、さいわいである。 13:17あなたがたに よく言っておく。多くの預言者や義人は、あなたがたの見ていることを見ようと 熱心に願ったが、見ることができず、また あなたがたの聞いていることを 聞こうとしたが、聞けなかったのである。
ヨハネ
 12:37このように多くのしるしを彼らの前でなさったが、彼らはイエスを信じなかった。 12:38それは、預言者イザヤの次の言葉が 成就するためである、
「主よ、わたしたちの説くところを、だれが信じたでしょうか。また、主のみ腕は だれに示されたでしょうか」。
 12:39こういうわけで、彼らは信じることができなかった。イザヤはまた、こうも言った、
12:40「神は 彼らの目をくらまし、心を かたくなになさった。それは、彼らが目で見ず、心で悟らず、悔い改めて いやされることがないためである」。
 12:41イザヤがこう言ったのは、イエスの栄光を見たからであって、イエスのことを語ったのである。
使徒(安息日ごとに読んで知っているはずの預言だが、霊的にふさがれており、意味が悟れず、無知だった)
 13:27エルサレムに住む人々や その指導者たちは、イエスを認めずに 刑に処し、それによって、安息日ごとに読む 預言者の言葉が 成就した。

28:25互に 意見が合わなくて、みんなの者が 帰ろうとしていた時、パウロは ひとこと述べて言った、
「聖霊は よくも 預言者イザヤによって、あなたがたの先祖に 語ったものである。
28:26『この民に行って 言え、あなたがたは 聞くには聞くが、決して悟らない。見るには見るが、決して認めない。
28:27この民の心は鈍くなり、その耳は聞えにくく、その目は閉じている。
それは、彼らが目で見ず、耳で聞かず、心で悟らず、悔い改めて いやされることがないためである』。
 28:28そこで、あなたがたは知っておくがよい。神のこの救の言葉は、異邦人に送られたのだ。彼らは、これに聞きしたがうであろう」。


鈍いと、
マタイ21:43 それだから、あなたがたに言うが、神の国は あなたがたから取り上げられて、御国にふさわしい実を結ぶような異邦人に 与えられるであろう。



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