詩篇
第126篇 都もうでの歌
126:1主がシオンの繁栄を回復されたとき、
われらは夢みる者のようであった。
126:2その時われらの口は笑いで満たされ、
われらの舌は喜びの声で満たされた。
その時「主は彼らのために大いなる事をなされた」と
言った者が、もろもろの国民の中にあった。
126:3主はわれらのために大いなる事をなされたので、
われらは喜んだ。
126:4主よ、どうか、われらの繁栄を、
ネゲブの川のように回復してください。
126:5涙をもって種まく者は、
喜びの声をもって刈り取る。
126:6種を携え、涙を流して出て行く者は、
束を携え、喜びの声をあげて帰ってくるであろう。

第127篇 ソロモンがよんだ都もうでの歌
127:1主が家を建てられるのでなければ、
建てる者の勤労はむなしい。
主が町を守られるのでなければ、
守る者のさめているのはむなしい。
127:2あなたがたが早く起き、おそく休み、
辛苦のかてを食べることは、むなしいことである。
主はその愛する者に、眠っている時にも、
なくてならぬものを与えられるからである。
127:3見よ、子供たちは神から賜わった嗣業であり、
胎の実は報いの賜物である。
127:4壮年の時の子供は勇士の手にある矢のようだ。
127:5矢の満ちた矢筒を持つ人はさいわいである。
彼は門で敵と物言うとき恥じることはない。

第128篇 都もうでの歌
128:1すべて主をおそれ、主の道に歩む者はさいわいである。
128:2あなたは自分の手の勤労の実を食べ、
幸福で、かつ安らかであろう。
128:3あなたの妻は家の奥にいて
多くの実を結ぶぶどうの木のようであり、
あなたの子供たちは食卓を囲んで
オリブの若木のようである。
128:4見よ、主をおそれる人は、このように祝福を得る。
128:5主はシオンからあなたを祝福されるように。
あなたは世にあるかぎりエルサレムの繁栄を見、
128:6またあなたの子らの子を見るであろう。
どうぞ、イスラエルの上に平安があるように。

第129篇 都もうでの歌
129:1今イスラエルは言え、
「彼らはわたしの若い時から、ひどくわたしを悩ました。
129:2彼らはわたしの若い時から、ひどくわたしを悩ました。
しかしわたしに勝つことができなかった。
129:3耕す者はわたしの背の上をたがやして、
そのうねみぞを長くした」と。
129:4主は正しくいらせられ、
悪しき者のなわを断ち切られた。
129:5シオンを憎む者はみな、
恥を得て、退くように。
129:6彼らを、育たないさきに枯れる
屋根の草のようにしてください。
129:7これを刈る者はその手に満たず、
これをたばねる者はそのふところに満たない。
129:8かたわらを過ぎる者は、
「主の恵みがあなたの上にあるように。
われらは主のみ名によって
あなたがたを祝福する」と言わない。

第130篇 都もうでの歌
130:1主よ、わたしは深い淵からあなたに呼ばわる。
130:2主よ、どうか、わが声を聞き、
あなたの耳をわが願いの声に傾けてください。
130:3主よ、あなたがもし、もろもろの不義に
目をとめられるならば、
主よ、だれが立つことができましょうか。
130:4しかしあなたには、ゆるしがあるので、
人に恐れかしこまれるでしょう。
130:5わたしは主を待ち望みます、わが魂は待ち望みます。
そのみ言葉によって、わたしは望みをいだきます。
130:6わが魂は夜回りが暁を待つにまさり、
夜回りが暁を待つにまさって主を待ち望みます。
130:7イスラエルよ、主によって望みをいだけ。
主には、いつくしみがあり、
また豊かなあがないがあるからです。
130:8主はイスラエルを
そのもろもろの不義からあがなわれます。

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