地元の祭司になる
〜 地域祭司としてのフルタイム献身者
 〜


教会は、たぶん、多くの人が求めている、宗教施設となっていない

開かれた教会でなく、身内だけの教会であるならば、
フルタイム献身者を養うことができない。
人数も少ない、仕事も少ないから、収入が無い・・・。

しかし、宗教施設としての「地域祭司」の役割をするなら、
職業として、旧約聖書の祭司やレビ人のように、やっていけるでしょう。

現在の献身者を、よく祭司やレビ人と重ねて話す人たちもいますが、
日本の現状では、やっている内容や規模が違います。

クリスチャンは皆、祭司だから、ある意味、個人的な宗教行事は、自分で行えます。
しかし、地域の宗教行事を行うなら、その地域の祭司で、その地域の教会です。

牧師という肩書きに、一般の人が持っているイメージ、または期待しているイメージは、
この地域の宗教行事を行う人だと思います。
これはフルタイムの献身者が、最も適任の仕事です。

しかし、実際、「教会がそういう事をしている、できる」と聞かなかったり、行っているのを見たことがないので、
人々は、偶像のほうに行きます。


・宗教行事を行えるはずの教会

日本では、土着の宗教行事が、伝道の妨げとなることがよくあります
「教会は、宗教行事を行える」という認識は、一般社会でもありますから、
その地域の宗教行事(祭事)を、任せてもらえるようになりましょう。
または、やってみて、アピールしましょう。

たとえば、豊作祈願などに呼んでもらいましょう!
「うちの教会が、無料でやります。寺より、安くやります!」・・と。
宗教行事なら、料金が発生しても良いかと思います。
頼む方も、払いたいでしょうし・・。

いろいろ任せてもらえるようになったら、その地域は、クリスチャンが増えていくはずです。
信じない神様を礼拝しないでしょうから、呼ぶという事は、信じた結果です。
宗教行事は、伝道とも、表裏一体です。

地元の宗教行事を、行いましょう。
いつまでも、牧師が、同じ信徒ばかりに、同じ説教、同じ祈り、
教会員だけ相手伝道集会を開いても意味がありません。

本気で!宗教活動、宣教、成長しましょう。
その地を、獲りに行ってください。



地方の宗教行事は、男性のほうが用いられると思います。
地方や会社の宗教行事は、男性参加者のほうが多そうです。
地域と地位というのは、関係しています。
女性祭司でも良いと思いますが、一般男性の見栄、心理としては、
「会社の祭儀に、女性祭司を呼ぶよりも、男性祭司が良い」と思う人が多いです。
結婚式は、男性牧師のイメージが強いように・・。
女性が多い会社では、女性が良く、
国際的なものであれば、外人が良いかも知れません。


一般的に、「どこに、会社の儀式、豊作祈願を頼めばいいでしょうか?」
神社や寺しか思いつかないのが、日本の現状です。

そこで、教会が名乗りをあげましょう。
冠婚葬祭、ホテルでの結婚式も、請負いましょう。
そうでないと、皆、偶像のほうでやってしまいます。
福音やキリスト教に触れる機会が、全く無いのです。
せっかく、キリスト教式で・・と興味を持って、心を開いてくれているチャンスです。
その人たちが、別れるか、どうか?は、心配せずに、
まずは、福音を伝える機会として、やってあげてほしいです。
当然、ギャラも発生しますから、祭司のお仕事としても、やっていけます。

名称は、牧師でなく、「祭司」にして良いかもしれません。
1つの小さな教会の1室に引きこってる牧師ではなく、
その地域の祭司として、いろんな行事に呼ばれ、任せられる祭司となってほしいものです。
可能であれば、町内会の役員になっても良いのかも。
そうすると、いろいろチャンスがあったりします。



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