交読文 神の御業(エリフの言葉) ヨブ記36、37章より


*神の御業を、ほめたたえる事を 忘れてはならない。これは、人々の歌い、崇めるところである。
*すべての人は、これを仰ぎ見る。人は、遠くから、これを見るにすぎない。

*神は、大いなる方であられ、私たちは、彼を知らない。その年の数も、計り知ることができない。
*彼は、水の滴りを引き上げ、その霧を滴らせて、雨とされる。空は、これを降らせて、人の上に、豊かに注ぐ。

*彼は、これらをもって 民を裁き、食物を豊かに賜い、稲妻をもって もろ手を包み、これに命じて、敵を打たせられる。
*その轟きは、悪に向かって、怒りに燃える 彼を現す。

*聞け、神の声の轟きを、その口から出る ささやきを。
*彼は、これを 天の下に放ち、その光を、地のすみずみまで 至らせる。

*その後、声 轟き、彼は、そのいかめしい声をもって、鳴り渡られる。
*その声の聞える時、彼は、稲妻を引き止められない。

*神は、その驚くべき声をもって 鳴り渡り、私たちの悟り得ない、大いなる事を行われる。
*彼は、雪に『地に降れ』と命じ、夕立や雨に『強く降れ』と命じられる。

*彼は、すべての人の手を 封じられる。これは、すべての人に、御業を知らせるためである。
*その時、獣は 穴に入り、そのほらに とどまる。

*つむじ風は、その部屋から、寒さは、北風から来る。
*神の息吹によって 氷が張り、広々とした水は 凍る。

*彼は、濃い雲に 水気を負わせ、雲は、その稲妻を散らす。
*これは、彼の導きによって、巡る。彼の命じるところを、ことごとく、世界のおもてに行うためである。

*神が、これらを来させるのは、懲しめのため、あるいは、その地のため、あるいは、慈しみのためである。
*全能者は――私たちは、これを見いだすことが できない。――力と公義にすぐれ、正義に満ちて、これを曲げない。

**
それゆえ、人々は、彼を恐れる。彼は、自ら賢いと思う者を、顧みられない。






inserted by FC2 system