・障害者支援について

それぞれ障害のある箇所によって支援が違います。
また、重度か軽度かによっても変わってきます。
日常的にも助けが必要ですから、どんどん関わって、良い友達になれるよう努力しましょう。

★ 足が不自由な方 ★
交通が不便です。同行、または送迎をして、お手伝いします。
着いたら、いる場所にも配慮が必要です。
車椅子ならスペースが必要です。
座席は出入りしやすい場所がいいです。
杖など置く場所が手近にあるように。

または買い物が困難ですので、本人が選びたいものでなければ、
買い物代行してあげるといいと思います。


★ 目が不自由な方 
歩行が難しいです。
送迎があるといいと思います。
また場所の把握が困難です。
慣れた場所なら覚えているかも知れませんが・・。
なれない場所の場合、ナビをするか、代わりにやりましょう。

視覚的な話をされるとわかりませんから、その場合、説明してあげましょう。
たまに、普通に話をする人がいますが、「○○みたい」と、○が視覚的なものだと、
彼らはわかりません。
情報が限られているので、わかりやすく、いろいろ教えてあげるといいと思います。

点字聖書が教会に置いてあるといいと思います。
点字の読み物、また音声のものを提供できます。
素材ページ」のMP3聖書があります。

★ 耳が不自由な方、聾唖者(ろうあしゃ) ★
聾唖者の場合、耳が聞こえず、言葉が不自由です。

視覚的なアプローチができます。
手話通訳者がいると良いので、
いなければ、スタッフが勉強しましょう。
筆談もできますが、健常者が思っているより、言葉が自由に操れてなく、
意味がわかりずらいかもしれません。
難しい言葉はわかりません。
なぜなら、手話が、けっこう単純な言い回しなので、
文章が苦手な人が多かったりします。
本をよく読む人は上手だったりします。

また、呼ばれても聞こえませんので、
病院の待ち時間とか呼ばれてもわからず、飛ばされてしまうことがたびたびあります。
窓口での交渉、医者とのやりとり等、
手話通訳がいないと困る場面が多いです。
道を歩いていても後ろから来る車や自転車に気づきません
危ないこともあります。

手話を学ぶクリスチャンが増えて欲しいと思います。

★ 言葉が不自由な方 ★
言葉が喋れなくて、耳が聞こえる場合は、視覚アプローチと音声ができます。
電話の代行を頼まれるかと思います。

★ 精神疾患 ★
最近多いのが鬱病です。
躁鬱の激しい人もいます。
人によってネックとなる言葉もあるようです。
リストカットをする人もいます。
個人の状態によって、その人をできるだけ理解してあげて、彼らが負担にならないようにしましょう。
まずは、良い人間関係を築けるといいと思います。

パニック障害の方は、症状によって事前に防げるものがあれば周りの人が防いでください。
パニック起こしたら、落ち着くように配慮してあげてください。
過呼吸に陥ったら、1時間以内には落ち着くそうなので、
小さいビニール袋を渡して呼吸するとおさまるのが早いようです。

適応障害、自閉症の人は増加傾向にあります。
専門の療育センターも予約いっぱいなのが現状です。
引きこもりという間違ったイメージが世間でありますが、
脳の先天的障害で、「理解することができない」病気だと言われています。
見た目が普通なので、障害者のない人に見えます。
しつけがなっていないのではなく、毎日何度言おうが、厳しくしつけようが、甘くしつけようが、
なにをやってもムダです。
言うことを聞かないのではなく、「理解できない」からです。
危ない事も、わかりにくいです。

軽度から重度まであります。
軽度なら、多少やりとりが可能です。
こだわりが強く、天才的才能のある人も、しばしばいます。
交流が難しく、人の輪の中に入れません。
自分勝手な行動や発言が多いですが、悪気が全くありません。
「光とともに・・・」というマンガを読めば、理解が深まると思います。
作者が途中でお亡くなりになったのは残念ですが、とても良い作品です。
1歳6か月検診で、言葉が遅い、指差しをしない等、指摘があると自閉症の可能性があります。
幼いうちに、社会性や知識を、可能な限り身に付ける訓練があります。
物を使うことや指先の発達が遅い事が多いので、
私が制作している「聖書の絵描き屋さん」のぬり絵をプリントして頂いて、
ぬり絵をしていくのも有効かと思います。

その人、その人によって対抗が異なりますので、
合わせていきましょう。



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