ホームレス支援について

命の危険がある、ホームレスの人々。
彼らは食事も風呂も住むところもなく、路上生活。
凍える冬も、猛暑の夏も。
そんな中でもちろん体は耐え切れず、死んでしまいます。
または、襲撃に合い、ケガしたり、殺されたり・・。
病気になっても病院に行けません。

こんなニュースがありました。
生活保護で一人暮らしの男性が、やっと仕事にありつけ、働いてました。
しかし、ある日、亡くなりました。
猛暑で冷房もない部屋で、布団の中で亡くなったそうです。
手には、どこにかけるあてもない、携帯電話・・・・。
死因は、冷房のない部屋なので熱中症でお亡くなりになったそうです。
「友なき人の友となる」事も必要です。

私は、クリスチャンが少なくとも1度は関わってみてほしい奉仕だと思います。
現代の日本のクリスチャンは、綺麗なものだけが奉仕だと思い込んでいる傾向があるので、
もっとリアルな奉仕と言うか、必死で真剣な奉仕、大変な現場を体験して欲しいと思っています。
イエス様や使徒たちの時代の奉仕は、そういうほうに近いと思います。
清潔な服着て、三度の食事で教会で奏楽して・・というような奉仕ではなかったですから。
特に男性。(若い女性は危険かもしれませんので、裏方の食事作りなどがいいかと思います。
中には、助ける賜物があって重荷のあるパワフルな女性もいます。
女性や子供のホームレスの方の対応もできると思います。)

中高生のしっかりしたクリスチャン男子も、助ける現場を感じて、社会問題を考えてみて欲しいです。
夏休みなどの休みを利用しての参加もできます。

ただし、気持ちがすさんだ人が多く、厳しい現場です。
基本的に、そういう生活をしていれば、すさむのは当たり前ですう。
すさんだところというのは、多くの強い必要性がありますが、同時に危険でもあります。
殺された奉仕者もいます。
1人での活動は危険ですので、複数、団体でやったほうが安全度が上がります。
すでにやっている団体に参加して、
気をつけて、お手伝いで参加されるといいと思います。

最初にできることは、食事作り、または配膳の手伝い
献品集め、自分の物でもいいし、リサイクルショップなどで売れない服をもらってきてもいいかもしれません。
または、献金など。

やっている所は少ないですが、一度はちょっとやってみて、
召しがあれば、続けていって力強い働きをしていってほしいと思います。



・どういうケアが必要か?


・物品的なケア
食事やお風呂、衣料や物品
歯ブラシも必要だと思います。虫歯で死ぬこともありますから。
(特に食事は生きるために必要です!
お風呂またはシャワーも1週間に1回とか、衛生問題もあるし、やってあげてほしいです。
服も衛生問題もあり、特に冬は寒すぎるから必要です!)

女性のホームレスの場合は女性用
その家族の子供の場合は子供用が必要になります。

新年などお祝いの時にも、お汁粉などを振舞うといいかもしれません。
ただ、ずっと食べてなければ、断食しているのと同じです。
いきなり食べると、胃がびっくりします。
刺激物や固形物は、その場合は、避けましょう。
レトルトのおかゆなら、スプーンがあれば、そのまま食べれます。
胃の活動が止まってなく、たまに食べているようでしたら、おにぎりや味噌汁で、
よく噛んで、少しずつ食べるようにすれば、お腹が痛くなったり、気分が悪くなることが避けられるでしょう。

・場所的なケア
まず、住む所がありません。
いきなり襲われたり、命の危険があります。
自立施設など住む家が提供、または紹介できると良いですね。

住む場所を提供できなくても、猛暑をしのぐ時間や、厳しい冬、
雨、嵐を避ける場所、教会など提供できたらしてほしいなと思います。
祈り会を行ってもいいですし。
教会のために祈ってもらってもいいんじゃないでしょうか?
主は貧しい者の祈りを聞かれますから。

・医療、精神的なケア
病気やケガをしていることもあります。
拾った腐ったものを食べたりして、食あたりも多いでしょう。
教会に梅酒を用意しておいて、食あたりした人に、水で薄めて、少量飲ませると良いです。
人によっては薄めないと、気分が悪くなります。
このくらいはできると思います。(ホームレスでなくても、お腹痛い人に飲ませるといいですよ。)
風邪なら市販の風邪薬を提供するくらいはできるかと思います。

医学的に専門知識のある人が教会にいれば、
その人が定期的に診断すると喜ばれます。

精神的にも傷ついている場合が多いかと思います。
だから、ホームレスになったのでしょうから。
ホームレスになったという大変な体験をし、精神的に傷をさらに負っているでしょう。
精神的なケアをしてくれる、相談にのってくれる人がいるといいと思います。
できれば、男性なら男性、女性なら女性が良いでしょう。

または、障害(精神的、身体的)があるからホームレスになったケースもあります。

・その他
仕事紹介、社会でやっていくための技術や知識、
道徳的な事柄、礼儀などの教育も必要な場合があるかもしれません。


・食事の作り方

・衛生面に気をつけましょう!
食事を作る場合、衛生面に気をつけなくてはいけません。
食中毒を起こしてしまったら、可哀想です!
最初にしっかり石鹸で手を洗いましょう。
作業途中でも中断して、なにかを触ったら、手を洗いなおしましょう。
または、調理用の使い捨て手袋を使用すると衛生的です。
手でやる場合、小さいボールに水を入れて、随時濡らしながらやると、熱さも抑えられ、ご飯も手に付きにくくなります。

・調理器具
業務用の大きい炊飯器と、業務用の大きい鍋で調理します。
業務用品のリサイクルショップやオークションなどで手に入ります。

・調理品入手方法
お米なども業務用の卸売り場で買付けます。
古米でもおいしく食べられますので、安上がりな古米を買います。
わけあり品も安くてお得です。ネットでもあります。
賞味期限をきちんと見て、ギリギリより多少余裕を持って買うといいと思います。
もし味見して、ダメなら、思い切って捨てるしかないです。
↑そういう味覚の鋭い賜物者が奉仕にいるといいです。

・おにぎりの作り方
一番、作りやすく安上がりなのが、おにぎりと味噌汁かと思います。
早く作れて均一で簡単な、ボリュームのあるおにぎりの作り方の1例です。
こういうおにぎりの型が売っていますので入手します。
型を水でぬらします。(米がはりつかないため)
型をまな板の上か、ラップをひいた上に乗せます。(衛生上、雑菌がつかないためにです。)
塩を型の中に振ります。


御飯を型の半分、つめていきます。

半分つめたら、具財を乗せます。

左はごま昆布、右は梅です。
ほかにも、フレーク状のシャケ、おかか(かつおぶしに醤油を混ぜて作ります)もできます。

梅は大きめのつぶれ梅です。種を取り、ペースト状にして、入れます。
2個入れると上くらいです。すっぱいのが苦手な人は、少なめがいいと思います。
カリカリ梅だとペースト状になりませんので、つぶれ梅がいいと思います。
食中毒が心配な夏には、梅はオススメです。

具財が入りましたら、残り上の御飯をつめます。
角の3隅に少しずつご飯を入れて固めていくと作りやすいです。
つめたら、お好みで塩を振ります。

のりをつけて完成です。
大きいおにぎりで、満腹感あります。

しっかりした形で崩れません。
横から具財が見えるのが美味しそうで、中になにが入っているかわかりやすいです。

ラップに包んで、渡してあげるといいかと思います。



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