・宗教施設として存在する

人々は、宗教施設として、なにを求めているのでしょうか?
多くのヒントは、すでに土着している寺や神社にヒントがあります。

未信者が「行きにくい」ではなく、「行きやすい、参加したい」と思う、
ためらっている所を後押しできるような「口実・理由」があるのは、助けになるはずです。
それらを考えてみましょう・・・。


・その地のパワースポット、または観光地となる。

最近はパワースポットが人気です。その場所に行くとパワーがもらえるというのです。
しかし、教会に証があっても、だれもこない。
パワースポットになるには、観光地要素が無いと、だれも興味が無いのです。
本物の神様を信じる教会であれば、超パワースポットなはずです。

パワースポットでなくても、観光地としても、
多くのお寺・神社は人気があります。
勝手に雑誌や本で紹介してもらえ、またギャラが入ります。

観光地となるような、その地のシンボル、憩いの場となる必要があります。
「そんな見栄えはいらない」というかもしれません。
しかし、「人は外見を見る」という傾向があります。

歴史を見ても、宗教が根付く、その地の土着の宗教になるということは、
外観の優れた宗教施設が多い、そういう事なのです。
ヨーロッパもそうです。

それができないと、土着の宗教になれず、いつまでたってもよそ者で、興味を持ってもらえません。



何を求めて、彼らは既存の宗教施設に来るのでしょうか?
たぶん、一般的観点からすると、
美、精神的くつろぎ、参拝、買い物、想い出」という順でしょうか。

・貴重な外観

なにか怪しいものを置けというのではなく、
特徴ある外観で、また来たいと思われるもの、神様の栄光を表しているような美麗なデザイン、
人を惹きつける外観の建物、教会・・です。

カトリックだと、建物を美麗にするのは、神様への礼拝の1種だというような話を
聞いたことがあります。
その場も神を賛美するようなものにする・・と言えば良いのでしょうか?
カトリックの詳しい人に聞けば、その概念がわかりやすいかも知れません。

教会史を見ると、建築の1つ1つに、意味がこめられて建てたりしています。
視覚的にも、心を礼拝に導くように・・という考えだそうです。
例えば、3つの窓は、三位一体・・とか。そこから光が入るわけです。
神は、私たちの光で、照らしてくださる・・・というのを表します。

掃除や維持が大変な凝ったデザインでなくても、シンプルで大胆なもので良いと思います。
よくあるスタイリッシュな教会のデザインでは、人は興味持ちません。
日本人はどちらかというと、芸術的です。和の要素を取り入れても良いかもしれません。

ただ、お金もかかりますので、最低限で安価で安全性がある建物で、うまく美麗にする、
または簡単なテクニックで美麗にする、
または献身的な人がそれを作ってくれる・・など、
デザインの優れた賜物者に相談すると良いでしょう。
そのための賜物ですから。
安全な建物じゃないと災害の時、困りますし、
建物も壊れても直しやすいほうがよいです。
安くて、シンプル、かつ美麗に見せる。
あまり多額のお金を掛けて、借金あるうちに壊れてしまうのも意味ないです。
できれば伝道費にできるだけ回したいですから、
これができるかどうか?は賜物者の力の見せ所です。

まず、外に惹かれて、中に入ったり、勝手に宣伝してくれます。
写真は撮り放題で良いと思います。
そのほうが勝手に宣伝してくれて、ネットでも話題が広がるでしょう。

独立型チャペルのあるホテルもあります。
「行ってみたい」と思うくらい、雑誌にも載るくらい優美です。
そういうチャペルと契約をしても良いかも。
「結婚式は無償で行います。
チャペルの基本的管理もします。
結婚式以外でも、ホテルが企画したクリスマス礼拝、イースター礼拝を依頼により行います。
それ以外の空き時間、使わせてください。」とか。
廃業になったホテルで、独立型チャペルがあったら、
余裕があれば買い取るのも有りでしょう。

イギリスのジョージ王子の洗礼式がありましたが、洗礼を受ける教会も美麗でした。
「ここで洗礼を受けたい!」と思わせるような建物があると良いかも知れません。


・開放的空間(精神的くつろぎ)
寺や神社は、開放的でいつも多くの人が来ます。
教会は閉鎖的です。
開放的な自然と建物が好まれます。

まず、のような憩いの場があると良いのでしょう。
子供達にも遊んでもらえるような。

多くの人が、パワースポットとして感じている、くつろいでいるのが「自然」です。
自然は、神を証していると言います。
教会にも、自然がある庭があるのが好ましいですね。
自然と共に神を賛美できます。

優美な自然の景観、例えば「山」といえば、たいてい偶像礼拝です。
なにかの偶像が山や自然に祀られています。
山自体を拝むこともあります。
偶像=山、
偶像=自然
です。
わかりますか?
「山のぼりしたい」と思ったら、偶像もセットなんです。
山や自然は、異教が所有を占めています。

自然を楽しみたいという思いは、だれでもあります。
その先に、偶像が祀られていたら、無宗教でも敬意を払おうと思って、拝むでしょう。


・自由礼拝
定期的に礼拝を行う礼拝室とは別に、一般開放した祈祷室があると良いと思います。
小屋みたいなのでも良いかもしれません。
一般の人が自由に来て、祈れる空間です。
寺や神社などは、気軽に出入りして、パンパンと賽銭を入れて祈れます。
だれでも時には、祈りたい気持ちがあります。
短くても、神に祈りができる場所の提供をするのも
その人の信仰の助けになるでしょう。

または、祈り方の小冊子を置いてあったり、
希望者にはスタッフが、祈ってあげたりしてはどうでしょう。

賽銭みたいに、どこかに献金箱を置くのも良いでしょう。

大事なのは、「祈りたい」と神を求める気持ちになった時に、
その結びつきやきっかけを提供できるという事です。

・土地
「寺や神社のように、建築美を備え、
一般人が憩える庭や祈る場所がある教会・・」
お墓もあると良いですね。

こういう理想的な事をする場合、土地が必要です。
地方の広くて安い土地しかないかな?と思います。

ある意味、そこが総本山になり、
土地が高く入手しずらい都会には、駅近とかコンパクトな場所での礼拝で良いかと思います。
要するに、観光っぽい目的を果たす教会(観光宣伝型教会)と、
都市向き機能型教会です。

現状は、後者のほうが多いです。
土着になるには、人々の目に触れて、影響力が無いと認めてもらえません。
前者のような教会は、圧倒的に無いです。
カトリックくらいでしょうか?

外見で名のある宗教施設は、時間が経つだけ、大事にしてもらえます。
地味で知られてなければ、いくら時間たってもムダです。
あと、地元民にとって価値が無ければいけません。
地元に貢献する教会となりましょう。

地元の活性化で、萌えキャラなど使用されていますが、
寺とかでもキャラ使ってますよね。
キャラでなくても、マスコットとなる動物がいても話題性が出るかもしれません。



根付くという事に関して、いろいろ書いてみました。
主に召されている方は、どうぞ、やってみてください。

礼拝に、美麗な建物や何かが必要と言うことではないです。
世間の人々の証のシンボルとしては、わかりやすいという事です。
人は目で見ますから。
まぁ、むしろ、逆に、偶像化しないように注意しないといけません。
イエス様も言われたとおり、いずれ無くなるもの、滅びるものですから、
執着しない気持ちで、トラクトやチラシ、宣伝バルーンの1種として、
観光というようなツールを使うのも有りかと思います。

ユダヤ教の会堂は、エルサレムに向かって建てられていると聞いたことがあります。
ソロモンが、この神殿のある方角に祈る場合、祈りを聞いてください、と祈ったのが理由です。

教会は、神殿の方角に向かって礼拝堂を建ててたりしているのかなと、ふと思いました。
教会によるんでしょうかね。

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