1-10日 畏れの日々(ヤミーム・ノライーム)
9日 贖罪式

贖罪日、大贖罪日、ヨム・キプール、ヨム・ハキプリーム
ティシュレーの月の10日。
ユダヤ新年から10日目(正式には9日の日没から、翌日10日の日没後星が出る頃まで断食をする)。
毎年9月末から10月半ば。
安息日と同じ扱いで、1年で最も厳粛な日。

レビ23:27 「特にこの第七月の十日は贖罪の日、
あなたがたのための聖なる会合となる。
あなたがたは身を戒めて、
火によるささげ物を【主】にささげなければならない。

レビ16:34 以上のことは、あなたがたに永遠のおきてとなる。
これは年に一度、イスラエル人のすべての罪から彼らを贖うためである。」
モーセは【主】が命じられたとおりに行った。

入浴、化粧などの一切の労働を禁じられる。
一日断食して、神様に罪の許しを願う日。水も飲まない、顔も洗わない、歯もみがかない、ひげもそらない
子どもと病人は多少食べる事が許されている。
白を基調とした服を着る。雪のように罪が真っ白にされることの象徴で、純白の服が選ばれる。
裕福な服でなく、贅沢な装飾品を避け、神様の前にへりくだり、謙虚に過ごす。


・畏れの日々(ヤミーム・ノライーム)
エルールの月の1日から新年ティシュレイ月の贖罪日10日までの40日間は、
ヤミーム・ノライーム(畏れの日々)と呼ばれています。
 新年からヨム・キプールまでの10日間は、「立ち帰りの10日間(アセレット・イェメー・ハテシュバー)」とも呼ばれる。
過去1年を反省して神様に許しを請う時。
全ての娯楽を断ち切って、悔い改めの祈りに集中します。
「自分の罪を隠す者は栄えることがない。
言い表して捨て去る者はあわれみを受ける」(箴言28:13)

子供と病人は軽断食
 小さな子供や、病人は多少の食事を取ることは許されています。いわゆる軽断食です。
13歳以上は大人と同じように断食する。


罪には、「神に対する罪」と「人に対する罪」の2種類があると言います。
「コール ニドレイ ヴェエサレイ ウシェヴエイ」
「コール・ニドレイ(すべての誓い)」 というアラム語の祈りを、シナゴグでするそうです。

 昨年から1年間、神様や人に誓った事を破棄する祈りです。
宣言や誓い、約束事などを、成就できなかったり、忘れてしまったり、一時の勢いで言ってしまったり、強制させられたり・・・。

ただ、たとえ、告白しても悔い改めの祈りをしても、大祭司が祈っても、死刑になっても、
「立ち返らなければ」、ゆるされることはないというのがユダヤ教の教えです。
 


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