・美醜について

「なぜ、自分は不細工に生まれてしまったのか?」
「もっと美人だったら」「もう少し鼻が大きかったら」
「「もっと目が大きかったら」
という思いは、いつの時代もあると思います。
神様はどうして、ある人を美しくつくり、またある人を不細工につくったのか?

 答えはこうです。

世の中にある美醜の基準は、人が作ったもの、人が決めたものです

時代が変われば、
国や地域などの場所が変われば、
美醜の基準が変化します。


昔の日本では、目が細く、太っていることが美でした。
また、現代のアメリカと日本も、美の基準が違います。
アメリカでは、強い女性が美で、
日本は童顔で幼いイメージの女性が美であるとされています。
アメリカは大人っぽさ、日本は子供っぽさでしょうか?正反対ですね。


 また、その時に英雄的な人がいると、
その人の顔立ちや外見が美とされたりもします。
だから、今の時代のこの日本で不細工だと思っている人は、
もしかしたら、どこかの外国では綺麗とされ、
または、昔、そういう時代もあったかも知れないし、
未来でそういう時代が到来するかも知れません。

それらは、時代や場所や流行によって変わってしまう不確かな基準です。
しかし、どんなに美しかろうが、年を取れば変わります。
年をとれば、その基準は無くなるでしょう。
失くなったり、持っていなかったりすると、
なにか物に「美」の基準を見出そうとします。
ただ、それも年とともにだんだん似合わなくなります。
人の基準の「美」は、はかない、失うものであると言えます。

 では、神から見る「美」とは、なんなのか?
神の視点は、人とは違います。
人が見るように、外見のもので、美醜を判断しません。
それならば、外見的に言えば、神から見れば、造られたもの、すべてが美しいです。
多様性を認められる神様は、目が細かろうが大きかろうが、良しとされます。
(どちらかと言うと、人が良しとしないのです)

ヨブ41:12
わたしはこれが全身と、その著しい力と、
その美しい構造について
黙っていることはできない。

 神様は、それよりも中身、あなたの霊を見ます。
あなたの霊性が美しいか、醜いかが、神にとっての関心事で、基準です。
そして、それは死後のあなたの体でもあります。(現在、神の前でのあなたの体でもあります)
 もし、あなたが体が無くて、霊の状態だけで外を歩いているとしましょう。
あなたの性格、あなたの霊だけが歩いているとしましょう。
それは神の御前に出れるものでしょうか?死後の世界はそのようなものです。
人は、生きている時しか内面の成長ができませんから、
生きているうちに、磨きましょう。
死後、神の御前に出る時に備えましょう。

クリスチャンにとって、最も美しい、美の基準は「神」です。
たとえば、マザー・テレサのような人のニュースや、
または、とっさに他人をかばってくれたり、助けてくれたり、
そういうニュースを聞くと、
それを行った人がとても良く見えます。
でも、それは善行の1部であって、
あらゆる善でまとっておられる神様は、
どれだけ素敵なのでしょうか?

神の霊性をまとっている、御霊に満たされている人ほど美しい人は、この世にいないでしょう。
ただ、その源であられる神は、なんという、ものすごいく比類なき美しさでしょう!



・美しいと得をする?

よく「美しいと得をするから、美しくなりたい、モテたい」という話を聞きます。
そうでしょうか?
ニュースを見ると、殺されている人は、美しい人ばかりです。
ストーカーのような恐怖に憧れますか?そんなわけはないはずです。

さあ、ネットを少ししましょうか?
美しい芸能人なのに、「ブサイク」、
痩せているのに、「デブ」、痩せすぎると、「気持ち悪い」と書かれています。
いったい、どうなれと言うのでしょうか?
理不尽です。・・得してますか?
完璧な美人などいなくて、必ず、アンチがいるものです。

良い物を持っていて、誰かに支配されたい、と望むのでしょうか?
良い物を持っているという事は、泥棒や強盗に、「狙われる、奪われる」、ということです。
お金だとそれはわかりやすいでしょうが、
美人も同じで、誰かから狙われる確立、危険が高いという事ですよ?

美人だから、良い男に恵まれて幸せになれる?
・・そうとは限りません。
どちらかというと、相手がイケメンになると、浮気の可能性もありますし、
寄って来る女もいるでしょう。
芸能人の離婚、多いですね。
顔が良くても、人格的にはわからないですよ?

話を聞いていると、マンガなどの影響で、良い面しか見てないし、
実際、じゃあ、そのマンガのような特別な事があるか?というと、
そうでもないでしょう。
現実は、そんなものなのです。
そもそも、好みではない、好きでもない人にチヤホヤされたり、好かれても、困りませんか?

そのようなことで、上下ができるわけでもないので、
実は、それは無駄なことであると、気づいたほうが、
いろいろお金や時間を無駄にしないで済み、
惑わされず、堅実的に、幸せな人生を築けるでしょう。


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